2011.10.31 Monday
COLORCODE VJ - タッチ操作で映像のミックスを楽しめるiPad VJアプリ!外部出力ももちろん可能!


リリース前より話題となっていたiPad VJアプリがついにリリースされました!
iPadで本格的なVJをやる時代がすぐそこに!

COLORCODE VJはタッチで映像を切り替えたり、映像をミックスして出力したりすることができるVJアプリ。
iPhone用ではなかなか良く作られたiVJというVJアプリがありましたが、iPad用ではおそらくここまで優れたVJアプリは無かったと思います。
まずは動画をチェック!
とてもサクサクと動いていますね。初代iPadですとマシンパワーが足りないため、iPad2推奨とのことです。(やはり動画系は音楽系よりさらにマシンスペックが要求されますね・・・)
動画の通り、DOCKコネクタからの映像出力にも対応しています。
利用できるアダプターは
■Apple Digital AVアダプタ(DOCK→HDMI) 3980円
■Apple VGAアダプタ(DOCK→VGA) 2980円
の2種類。
AppleiPadストアで購入できます。
コンポジットケーブルは出力可能ですが位置ずれ等の不具合があり、現在調査中とのことです。
(コンポジットは汎用性があるので可能であれば対応して欲しいですね)
HD画質の出力も可能ですが、推奨解像度はiPad2で800×600、iPadで480×320以下ということです。
iPad2なら十分な画質でスクリーンへ出力ができると思います。

COLORCODE VJでは2本の動画、5枚の静止画、1種類のテキスト、1種類のパーティクルを同時にミックスが可能です。
映像はA,Bのバスに当てることができ、クロスフェーダーでミックス再生が可能です。
A、Bのボタンをタップすることで瞬時にA、Bを切り替えることもできます。
シークバーで動画の再生位置をジャンプさせたり、スピードコントロールをスライダーで調整させることもできます。スピードコントロールは0倍〜2倍まで調整可能です。
タッチ操作はやはり快適!
タッチパネルでサムネールで表示された映像をチョイスできるのはかなり便利。
VJの中にはタッチパネルモニターを持ち込んでVJをする方もいるらしく、今後iPadVJアプリはVJ界に浸透していくのではないでしょうか?
BANKは01〜06まであり各40のメディアを登録可能です。

iPodライブラリから曲を流すこともできます。DRMのかかった曲は読み込み不可です。
VJの練習時等にとても役立ちますね。

バンクにメディアを登録するには左下のスライドバーでPlayモードをEditモードに切り替える必要があります。Movieボタンをタッチするとファイル共有が開きますので、登録したい映像をタップしていきます。解像度やデュレーションが表示されるのが便利ですね。

TEXTボタンでテキストの登録、設定、PICTUREボタンで画像の登録、設定ができます。
テキストは表示サイズから色そしてフォントまで設定可能。
アーティストの紹介、曲名の紹介などが現場で対応できそうです。
さらにモーションも付けられる点がすばらしい!

モーションはキーポイントを最大10つ付けることができる上にイージングができるのでしっかりとした動きが作れます。アルファや拡大などにも対応しており画像一つで様々な表現が可能です。
画像はPNGの透過にも対応しており、例えばハートが型に映像を抜くなんてこともできます。
動画、画像は本体の写真フォルダまたはCOLORCODE VJのファイル共有から読み込みが可能です。
ファイル共有はiTunesのファイル共有機能を使うのでとても簡単です。
対応メディアフォーマットは
動画 H.264で圧縮されたmov,m4v,mp4
画像 PNG(透過対応),JPG
です。

MOVIE,TEXT,PICTUREの他にPARTICLE(パーティクル)も備えています。
画面をタップ&ドラッグすることで設定したプリセットのパーティクルを生成し映像に重ねることができます。
上の画像は星型のパーティクルを重ねてみたところ。
映像に合わせたパーティクルを選択すれば効果的に使えそうです。(自分で作ったパーティクルを読み込んだりすることはできません)
以上簡単にアプリの説明をしましたが、詳しい使い方等はオフィシャルホームページをご覧ください。
http://colorcodevj.artteknika.com/
COLORCODE VJ、シンプルですが十分な機能が搭載されていますね!
今後現場で使用するVJさんも増えてくること間違いありません!
とにかくiPadでVJができるという事がとても革新的で楽しい!
今後マシンスペックが上がっていけば更なる表現が可能になるでしょう。
VJだけはなく、パーティのスライドや仕事のプレゼンなどでもかっこよく使えそうです。
デベロッパーのART Teknika Inc.さんは今後アプリをブラッシュアップさせていくということですので、アップデートにも期待できそうです。iPad VJアプリの定番になりそうですね!
キラーアプリ間違いないです!おススメ!
最後に書き忘れてましたが・・・
サンプル映像・画像のクリエーターさんが凄いメンツ!
サンプルをミックスするだけでもかなり楽しめますよ!